題名通りの内容です。
とくに山もオチもなく好きなものを語る記事になります。
私はオタクなので、作業用に流すBGMはその大半がアニメかゲーム*1の関連楽曲です。なかでもこの半年間はほぼ毎日KOTOKOの曲を聴いています。
このブログを読んでいる方の8割はオタク――いえ、断定せずにオタク文化に詳しい方だと仮定します。断定と大きな主語は火事のもとと伺っているので(小心者オタク)。
KOTOKOと聞くと曲名がいくつか浮かぶ方もいるでしょう。
2008年前後のニコニコ文化に触れた世代なら、「agony*2」「Re-sublimity*3」「さくらんぼキッス*4」等はフレーズなりメロディなりを何らかの形で耳にしたことがあるのではないでしょうか。
かくいう私も、KOTOKOというと美少女ゲームやアニメの主題歌を歌っているアーティストという知識がぼんやりとありました。
そんなとある日。
いつものようにYoutubeでオタクコンテンツを漁っていると、関連動画にKOTOKOのライブ動画が表示されたわけです。
KOTOKOは知名度が高い一方、TV等の映像媒体に顔を出す頻度がさほど高くない印象だったので、ライブ映像が公式配信されているのが新鮮に映りました。
「KOTOKOのライブ映像か~! 懐かしい曲だし聴いてみよ」と、軽い気持ちで下記の動画をクリックしました。
KOTOKO「jihad」(LIVE)
歌うっっっっま
歌唱力の高さに、開始数秒で真剣に耳を傾けていました。
原曲も過去に聴いたことがありますが、明らかにLIVEのほうが上手いです。
ぼんやりとした知識しかもっていなかった私は途端に興味が湧き、気付けば作業も忘れて各種サイトでKOTOKOに関して調べていました。
KOTOKOが歌う楽曲はユニットや別名義も含めれば約300曲に上るとのこと。2000年から活動しているとはいえ膨大な曲数です。
更に特筆すべきは曲の作詞をほぼ自らが手掛けていること。
約300曲も歌い、なおかつ作詞も行うという活動の幅広さに驚かされます。
一通りイメージが定まった私は、公式チャンネルで他の配信動画も見てみました。
有名どころの曲がいくつもFULLで公式配信されているやないかい!!
太っ腹な精神に度肝を抜かれた私は居ても立っても居られなくなり、ベストアルバムがないか検索をかけていました。ひとまずお金を払わせてくれ。
詳細を調べるうちに2020年4月にゲームソングのベストアルバムがリリースされていると知り、公式ページに飛びました。
こちらの「The Bible」にはKOTOKOが歌ったゲームソングのうち、134曲が収録されています。CDもボリュームたっぷりの10枚組の特別仕様です。
2000年から2020年にリリースされた曲が詰まっている豪華アルバムですが、通常版の希望小売価格は驚異の税抜15,000円。(※初回限定盤は税抜17,000円)
単純に1曲あたりの値段を計算すると111円になります。
値段設定、正気か!?!!?
利益度外視設定なんじゃなかろうかと心底震え上がる破格の値段です。
Amazonなどの通販サイトでは定価よりも安価で販売されているケースがあるので余計に驚きます。KOTOKOの曲に浸りたい一心で迷わず購入しました。
購入すると数日と経たず届きました。
高揚感に包まれつつ、早速聴こうと梱包をほどいたのですが
箱では?
京極夏彦のレンガ本と見紛うほどの厚さです。
CD10枚組のBOXと謳うだけあって目に入った瞬間から箱の印象を突き付けられました。
しかし驚くべきは外観だけではありません。
もはやCDブックレットの厚さではない。
私が過去に出した36ページのコピ本よりも厚いです。
購入したのは2020年の12月ですが、この記事を書いた2月末時点でも未だに1/3も聴けていません。半年かけてゆっくり聴こうと思います。
ここまで長らくKOTOKOについて語ってきましたが、現時点ではファンクラブに入ったり、ライブに通いたいという気持ちは持ち合わせていません。
これはKOTOKOに限ったことではなく、今まで好きになったアーティストも同様の熱量の注ぎ方でした。
というのも、私は手掛けた作品に心惹かれはしても、アーティスト個人には強い執着をしないオタクなのです。懇談会や握手会といった交流には然程関心がなく、むしろ好きなアーティストの視界には映り込みたくないタイプです。(そしてライブや交流会は参加できる人数にも限りがありますし、そちらは参加したい気持ちが強い方にその席を譲ろうという考えです)推しであればあるほど認識されたくない……。
ただ、私にできる形でアーティストを支援していきたいと思っています。
アルバムを購入したり、関連書籍を購入したり、SNSで宣伝したり。
現地へ足を運ぶ以外の方法でも、アーティストを支援できたらなあと。とりわけ生活様式ががらりと変わってしまった今の情勢において、アーティストはプロアマ問わずライブ活動を満足に行えない状況だと常々感じています。
自分が好きなアーティストが、来年も再来年も活動ができるかどうかは分かりません。けれど、先行きが見通せないこの世の中でも懸命に活動をしているのなら。ファンとして悔いのない支援をしていきたい。これが今年の目標です。
……と、まあ真面目な話で終わるのもちょっと寂しいので、私の中で「KOTOKOといえばこれだろう!」という曲を最後に載せておきます。
皆聴いてくれよな!!!!!
KOTOKO「Face of Fact」(LIVE)
それでは今日はこの辺で。